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なぜZABBIXを勧めるのですか?

ZABBIXは無料で利用できるサーバー監視サービスです。本来の使用目的は数多くのサーバーの状態を監視して、なにか問題が発生したら管理者にいち早く知らせるというシステムでした。しかしZABBIXは以下のような特徴があるので、クラウドセンシング向けにもに最適なサービスだと考えています。

・データをSQLデータベースに格納するのでデータの管理が容易
・他のアプリケーションからもZABBIXで収集したデータを利用できる
・強力なグラフ生成機能により、ブラウザで美しいグラフを表示できる
・ユーザー登録すれば誰にでも閲覧が可能(逆に不特定多数には見れない)
・条件を設定してお知らせメールを送信したり任意のコマンドを実行できる
・設定のインポート・エクスポートが機能によりサーバー間の引越しも容易

詳しくはhttp://www.zabbix.jp/にアクセスするとZABBIXの数々の特徴が理解できると思います。ZABBIXは独自のエージェントによる監視とSNMPによる監視の両方をサポートしていますが、センサーボックスSB-1と連携する際にはSNMPを利用します。

SNMPとはSimple Network Management Protocolの略で、元々はCiscoやYamahaなどの業務用ネットワーク機器のトラフィックなどを外部から監視する為に制定された世界標準規格です。WindowsやLinuxなどにもSNMPサーバー機能が実装されていますので、外部からCPUの負荷やネットワークカードのトラフィックなどを監視する事が可能です。サイレントシステムではこのSNMPに着目して、様々なセンサーの計測値もSNMPで取得できるようにセンサーボックスSB-1を製作しました。

SNMPでデータを取得できると、様々なSNMP監視ソフトが利用できるようになります。今までセンシングの世界では、USBで接続したセンサーを、独自なアプリケーションをPC上で走らせてデータを収集してきましたが、サイレントシステムのセンサーボックスSB-1なら、ネットワーク経由で世界中のどこからでもデータを収集できます。

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